171: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/17(水) 00:39:58.68 ID:uhwHcgm70
地図に一通りの情報をまとめ終えると、今度は作戦経過を報告するためイヨウ中佐に無線を繋げる。
………自分で書き出しておいてなんだけど、これが「実際に上がった戦果」というのはちょっと信じられない。
ξ゚听)ξ「レオパルト一号車よりCP、経過報告です。
ミルナ中尉指揮下の増援部隊との合流並びに敵主力艦隊の撃退を完了。また、アメリカ軍の支援を受けて市内に突入していたBismarck zwei, Graf Zeppelin、それから彼女たちが保護していた民間人とも接触しました」
(=゚ω゚)ノ《ご苦労様だよぅ。〜〜〜〜》
応答したイヨウ中佐は、会話に入る前に一瞬だけ無線の向こう側で誰かとやりとりをする。
英語だったところを見ると、グラーフさんとビスマルクが同行していたアメリカ海兵隊が指揮所に到着したようだ。
(=゚ω゚)ノ《グラーフとビスマルクのことは此方でも聞いているよぅ。………欧州全体の状況はともかく、戦艦と空母の参加は僕たちにとっては僥倖だよぅ。
それと、マントイフェル少尉達の陽動機動部隊も無事全車帰還したよぅ》
ξ゚听)ξ「……そう、ですか」
………いや、いや。ホッとなんかしてないわよ?全然これっぽっちもしてないわよ?
仮にホッとしていたにしろ、それは戦友が無事だった事への安堵だから!!
ξ;*゚听)ξ「って!誰への言い訳だオラァああああああっ!!!!」
「!?」
(=;゚ω゚)ノ《えっ、何が?》
戦車の屋根をがつんとぶん殴りながら一人叫ぶ。隣で赤髪の子が驚いて此方を向き、無線越しにイヨウ中佐の困惑した声が聞こえてきた。
ξ;*゚听)ξ「何でもありません中佐!!何でもありません!!続けて戦果報告に移ります!!」
(=;゚ω゚)ノ《アッハイ》
(;゚д゚ )「……」
「……」
ξ;*゚听)ξ「こっち見んなぁああああ!!!」
(;゚д゚ )ゝ「Ja!!」
「や、Jawohl!!」
「全く、大声出しちゃダメじゃない。いつでもどこでも落ち着いてなきゃれでぃ失格よ?」
うるせーソードフィッシュぶつけるぞ!!
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