139: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 17:38:13.50 ID:uN3uvxTa0
一方で、『全の意志』から離れた“彼女個人”の見解を述べるなら、彼女は人間に対して何の感情も抱いてはいない。
“彼女”にとって、そして彼女以外の全ての同胞にとって、『全の意志』が人間と呼び抹殺対象に選んだ種族は脆弱に過ぎた。下級個体以外にとって人間の武器は彼女たちの脅威とはなり得ず、今は同様に抹殺対象にカウントされている【艦娘】が出現するまで彼女たちは人類に対して圧倒的に優勢だった。
140: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 17:39:12.99 ID:uN3uvxTa0
現状報告2
ベルリンにおける彼我の戦力展開状況
141: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 17:43:17.40 ID:uN3uvxTa0
放たれた砲弾は、寸分違わぬ狙いでその“人影”に直撃する。105mm滑空砲によるAPFSDS(対装甲貫通弾)なんて普通の生身の人間が食らえば生々しい断裂音と共に飛散してしまう代物だが、響いてきたのは分厚い金属の板にぶち当たったような、生々しさとはほど遠い高い音。
142: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 17:45:13.32 ID:uN3uvxTa0
ξ#;;)ξ「うぉおおお世界中の巨乳死ねぇえええええ!!!第二射ァあああ!!!」
『ッ!!』
八つ当たりの絶叫。レオパルト1の主砲が火を噴く。弾種は引き続きAPFSDS。
143: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 17:56:08.81 ID:uN3uvxTa0
ξ#゚听)ξ「Feuer!!」
まさに「戦艦」の名にふさわしい圧倒的な攻撃力だが、ビビれば死ぬのは私たちだ。即座に砲塔を旋回させ、三発目を叩き込む。
ル級はこれを直立不動で平然と受けながら、再び艤装の狙いを定めてきた。
144: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/14(日) 17:58:41.68 ID:uN3uvxTa0
.
────さぁ。
145: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/14(日) 18:16:59.83 ID:uN3uvxTa0
146: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/14(日) 18:17:38.65 ID:uN3uvxTa0
投下完了。次はまた本日深夜〜明日未明予定です
147:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 19:15:47.97 ID:RnDpdW75o
乙
ただでさえ無理ゲーなのにタイムリミットまで増えるとは……
148: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/15(月) 02:37:40.22 ID:LXRvfH1A0
149: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/05/15(月) 02:40:36.30 ID:LXRvfH1A0
非ヒト型が脅威じゃないとは言わないけれど、あいつらの場合【軽巡洋艦並み】、【駆逐艦並み】なのはあくまで火力と表皮硬度の話だ。第二次大戦当時の軽巡洋艦の装甲なんて、はっきりいって近現代からすれば陸上兵器にとっても紙のように薄く脆い。加えて、頭部或いはそれに準ずる機関を破壊すると絶命するという点は人間と全く変わらない。
そのため、状況によっては戦闘車両どころか歩兵の携行火器でも容易く撃破できてしまう。eliteやflagshipになれば流石に歩兵で太刀打ちするのは厳しくなってくるが、それでも第3世代戦車が2、3両もいれば用兵次第では完封できる。
ξ;゚听)ξ「装填手、残弾は!?」
496Res/494.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20