131: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/14(日) 02:33:57.68 ID:uN3uvxTa0
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('A`)「前線指揮車よりCP、他の軽装甲車隊による陽動の進捗を伝えられたし」
(=゚ω゚)ノ《CPより前線指揮車、現在全車両が未だ健在。各区画にて非ヒト型深海棲艦の挑発誘導に成功しているよぅ》
イヨウ中佐の淡々とした戦況報告。それは俺たちの作戦が現状順調であるという何よりの証になる。
(=゚ω゚)ノ《我々東部軍への抑えとして展開していた非ヒト型は、続々と我々の対峙地点から引きはがされている状態だよぅ。
それと、君たちが撃破したものも含めて現時点で5隻の深海棲艦を撃沈、或いは戦闘能力喪失に追いやったよぅ》
('A`)「なるほど、現時点では中佐の読み通りに状況は推移していると」
(=゚ω゚)ノ《即ち、君の予想通りでもあるってことだよぅ》
………ミルナ中尉といいイヨウ中佐といい、過大評価はマンドクセェのでやめてほしいものだ。
('A`)「前線指揮車よりCP、此方は引き続き陽動にかかる。戦車隊の」
(*;゚∀゚)《────っ!!!》
('A`;)「機動攻勢準備を……うぅおおっ!?」
唐突に、ツーがハンドルを切る。車体が激しく右に流れ、振り落とされそうになった俺は慌てて銃座にしがみついた。
疾走する車体の真横を、機銃掃射が駆け抜けていく。
(;'A`)「っ!」
ハッとして空を見上げると、まさに俺たちの直上を風切り音を残して飛び去っていく影が三つ。
(;'A`)「避けろ!!」
(*;゚∀゚)《仰せのままにぃ!!》
三機の【Helm】は、猛り狂ったスズメバチのように下部の機銃を此方に向けながら猛然と降下してきた。
(*#゚∀゚)《せいっ!!》
火線が走った瞬間、ツーは急ブレーキを踏みながらエレクの車体を横に向ける。そのまま走っていれば運転席を貫くはずだった機銃掃射は、僅かに車体に届かない。
(#'A`)「逃がすかよ!!」
そのまま飛び去ろうとした編隊の背後に照準を重ね、MG3 ラインメタルの引き金を引く。
編隊最後尾の機体が火だるまになり、そのまま空中で四散した。
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