53: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 00:39:37.81 ID:6an8YmUi0
「はい、あーん」
ラフィエルが箸で差し出す一切れを口で受け止める。
カリッという爽快な音を立てて味わう。
やや強めに効いた塩味がカボチャの甘味を引き立てている。
「サターニャさんは、意外と奥手なところがありますよね」
「はぁ? 悪魔が控えめなわけないじゃない」
傍若無人で唯我独尊、それが私だ。
「そうでしょうか。最初は昼食だって自分からは誰とも積極的に関わらず、
それに、これまでどんな頼み事も断れなかったじゃないですか」
「そんなことないと思うけど」
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