32: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 00:28:40.00 ID:6an8YmUi0
それから数日たって、ヴィネットの進み具合を確認することになった。
「おじゃまします」
「いらっしゃい、サターニャ」
「ヴィネットの部屋はいつもきれいね! ガヴリールにも見習わせたいくらい」
仮にも乙女の部屋とは思えない惨状を思い浮かべる。
一応、毛糸玉が汚れない場所は確保してもらっているけれど……。
「それはね、サターニャ……。巻貝のぐるぐるをアイロンで真っすぐに伸ばそうっていうくらい、無謀なことよ」
ヴィネットがどこか遠くを見つめるような目つきをする。
「そ、そうなの」
経験者は語る、ということだろうか。
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