241: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 02:29:44.72 ID:6an8YmUi0
「ご、ごめんなさい……すぐ外すから」
「あ、別にそのままで結構ですよ。気持ちは伝わってますから」
「そう? それならいいんだけど……あれ、なんか引っかかって外れない」
結び目が固結びになってしまっていたのか、ミサンガはいくら引っ張っても外れてくれなかった。
「あー、でも一応言っておきますね。
サターニャさんの……。サターニャさんの……ぼけなすー!」
ラフィエルはくるりと私に背を向けて走り出した。
「ぼけなすって……。あっ、ちょっと待って。待ちなさいよー!」
無理に力が掛かったせいか、ミサンガはほつれた部分からちぎれてしまった。
不良品だったのだろうか……だが、それは今はどうでもいい。
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