225: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 02:19:51.02 ID:6an8YmUi0
「私が止めるのも変だし、これ以上は言わないけど……。
まったく、とんでもない大天使様ね。こんなの、聞いたことがないわ」
「お褒めにあずかり光栄です、ふふ」
ラフィエルは片手に本を持って上の方に火をつけた。
ボッという音とともにバーナーから青い炎が噴出し、すぐに紙袋へと燃え移った。
薄茶色の紙袋に灯る赤い炎は聖火を宿した松明のようで、
彼女の長い銀髪がその光を反射してきらきらと輝いた。
燃える紙袋をそっと地面に置くと瞬く間に全体が火に包まれ、白い煙が上がった。
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