164: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:44:07.46 ID:6an8YmUi0
数分の後に、ヴィネットは紙袋を持って戻って来た。
中身を確認すると、暗くてあんまり自信はないが、おそらくガヴリールが使っていたのと同じ色の毛糸が入っていた。
「これでよかった?」
「恩に着るわ、ヴィネット。このお返しは、いつか必ず」
私はそれだけ言い残すと、ヴィネットの返事も聞かずにアパートの階段を駆け下りたのだった。
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