132: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:26:24.28 ID:6an8YmUi0
「こら、ガヴ。サターニャは疲れてるんだから。ねぇサターニャ、一緒に食堂に行かない?」
薄氷の上に立つような状況に、私は疲れてしまっていた。
私は秘密を抱えることが苦手だ。
人の口には戸が立てられない。
がま口の財布と言うように、開閉するから口なのだ。
バレンタインなんて、早く過ぎ去ってほしい……。
「悪いけど、今日は一人で食べるわ」
私はそう言って、なるべく二人を見ないようにして席を立つ。
255Res/196.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20