109: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 01:14:02.00 ID:6an8YmUi0
私のおばあ様は活動的な女性ではあったけれど、若い頃から胸の病気を患っていた。
まだ弟の生まれていないころ、共働きの両親は、学校から帰った私の世話をおばあ様にしてもらうことが多かった。
おばあ様は色々な遊びを知っていた。
おかげで私は誰よりもお手玉を長く続けることができたし、あやとりでたくさんの技を披露できた。
何かできるようになると決まって、「サターニャはきっと将来は大悪魔になるわね」と褒めてくれた。
私が折り紙で花を作れば、それがまるでルビーで出来ているみたいに、いつまでも大事に取っておいてくれた。
一つ教わるごとに、次に何を教えてもらうかを、二人で話し合った。
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