敏恵「今度こそ、ストライクウィッチーズ!」
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288:名無しNIPPER[saga sage]
2017/11/10(金) 18:19:39.04 ID:dO3qo6d/0
 

ノイエ・カールスラント 某所


――…ガゴォン


ヴァルトラウト「ん〜、プロトタイプとしては良くできた方よねぇ?」コンコン

レベッカ「はいお姉様、あれだけの機構がこの形に収まっているのが奇跡と感じます」

ヴァルトラウト「ふふ、頭悪いのに“腕”は器用よねぇ。さすがお猿といった所かしら」

レベッカ「…お姉様が一部でも他人の設計を受け入れるなんて、いつ以来でしょうか?」

ヴァルトラウト「貴方以外とここまでやるのは初めてよぉ? わたくしのプライドは拗ねているけど、まぁ得る物もそれなりだから仕方ないわねぇ」

レベッカ「……」

ヴァルトラウト「さぁてそれじゃあ、塗装はまだいいとして、いい加減に型名くらい決定すべきかしら? 試験機のアウトまでしちゃったのだし」

レベッカ「と仰いますと、やはり連番に加えるのでしょうか?」

ヴァルトラウト「…わたくし達の作品群に異姓のイニシャルが入るのは嫌ねぇ。それ以外ならべつに何でもいいわ」


「――名前はもう決まっている」


レベッカ「!」

ヴァルトラウト「…あらぁ? ひと月も遅刻しておいて悪びれもなく主張出来るのねぇ、大佐?」クル

小園「お前達のような輩に誠意など効果無いだろうが。それに今何でも構わないと言ったぞ」スタスタ

ヴァルトラウト「ふふ、生意気。…それでぇ? 今後これはなんて呼ばれる予定なのかしらぁ?」

小園「うむ、先日の噴流試験で閃いた。この新型戦闘脚の名は――」


小園「…“彗星”だ」



ストライクウィッチーズ the 3rd like 〜彗撃の明かり〜 【完】
 


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