82:☆
2017/05/10(水) 00:43:53.36 ID:L2Yh7z7Ko
最原「生きる意味ならまだある……いや、キミにはその義務があるんだぞ、星くん!」
星「…何?」
最原「死んでチャラにできる訳無いって分かってるなら、その責任から……僕から逃げるなよ、星竜馬」
星「…フン……ならどんな罰ならアイツは満足する?左手か、脚か……いっそ本人になぶって貰えばいいか」
最原「そんなことは望まないよ。だけどキミにはまだ重要な役目が……みんなと一緒にこの学園を出るって役目がある」
星「やめろ…!やめてくれ!俺にそんな資格はもう無い……!」
最原「それを決めるのはキミじゃない!勝手に楽になろうとするなら、僕がどんな手を使ってでも止めてやる…!」
星「くっ……」
最原「僕を見てよ……星くん、僕がキミの作り出した幻覚だって言うの?」
星「…俺は……ダメだ。よりにも最原を…アンタを……テニスで痛めつけたなんて……」
最原「…星くん。キミはモノクマにライトを使われても僕を殺さなかった…」
最原「恐らくキミが関わったマフィアなんかよりずっと憎かったはずなのに……それでもキミは僕を痛めつけるに留めた」
最原「キミにとっては同じことかもしれないけれど……僕はそれだけでキミとの絆を忘れずに済んだよ」
星「………」
星「……俺にはまだ、自分を許せそうにない。以前のように…いや、それ以上に」
最原「………」
星「だからせめて……アンタの言うように、償いたいと思う。誇張や比喩じゃなく、一生をかけて」
最原「…うん。今度は長い懲役になるね、なんて」
星「やれやれ、かなわねえな……」
―――
――
―
143Res/104.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20