81:☆
2017/05/10(水) 00:43:27.28 ID:L2Yh7z7Ko
最原(夢野さんや茶柱さんもそうだったけど…みんな段々と自傷行為に走るようになってきているみたいだ)
最原(早くなんとかしないと、取り返しのつかないことになるかもしれない…!)
最原(…そして、人一倍自己評価が低い彼なら尚更……)
最原「…見つけたよ、星く…うっ!」
星「……最原か」ポタッ…ポタッ…
最原(み…右手がめちゃくちゃだ…!一体何をどうしたらあそこまで…)
最原「ほ、星くん…その手…」
星「あぁ…悪いな。片手は残しとかねーと扉も窓も開けられねーからな……勘弁してくれや」
最原「星くん、キミが何をしようとしてるかは知らない……けど、もうそんなことをする必要は無いんだよ!」
星「………」
星「…そうか……アイツはそういう奴だったよな」
最原「…アイツ?」
星「ま、安心しな……元々楽に死ぬつもりはねーからよ」
最原「……は?」
星「…全く、俺もどこまで腐っちまったんだか……最後に見る最原の姿だけ、やけにリアルに見えやがる…」
最原「いや、ちょっ……」
星「……いや、最初から俺は腐ってたのかもしれねーな。でなきゃここまで甘えた幻覚見る訳…」
最原「…幻覚?」
星「耳をふさいでも……ダメだ…最原……俺、アンタに何をした…?」
星「クソッ…クソッ!聞こえるんだよ!俺がラケットを振るう音…ボールが当たる音……!呻き声や叫び声が!」
最原「ほ、星くん…!落ち着いて!僕は幻覚なんかじゃない…」
星「…いや、本物ならこんなクズ許す訳が無い……許してほしくねーよ、こんなゴミ野郎…」
最原(星くん…キミは過去の経験から……責任感から、自分を許したくはないんだね…)
最原(でも、その高潔さ…こんなところで失わせはしない!)
星「……悪いな、最原…チャラにできるとは思ってねーが……死なせてくれ」
星「いよいよもって、『俺にはもう生きる意味が無くなった』んでな……」
最原「それは違うぞ!」break!
143Res/104.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20