最原「嫌われライト?」
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2017/05/10(水) 00:43:27.28 ID:L2Yh7z7Ko


最原(夢野さんや茶柱さんもそうだったけど…みんな段々と自傷行為に走るようになってきているみたいだ)

最原(早くなんとかしないと、取り返しのつかないことになるかもしれない…!)

最原(…そして、人一倍自己評価が低い彼なら尚更……)

最原「…見つけたよ、星く…うっ!」

星「……最原か」ポタッ…ポタッ…

最原(み…右手がめちゃくちゃだ…!一体何をどうしたらあそこまで…)

最原「ほ、星くん…その手…」

星「あぁ…悪いな。片手は残しとかねーと扉も窓も開けられねーからな……勘弁してくれや」

最原「星くん、キミが何をしようとしてるかは知らない……けど、もうそんなことをする必要は無いんだよ!」

星「………」

星「…そうか……アイツはそういう奴だったよな」

最原「…アイツ?」

星「ま、安心しな……元々楽に死ぬつもりはねーからよ」

最原「……は?」

星「…全く、俺もどこまで腐っちまったんだか……最後に見る最原の姿だけ、やけにリアルに見えやがる…」

最原「いや、ちょっ……」

星「……いや、最初から俺は腐ってたのかもしれねーな。でなきゃここまで甘えた幻覚見る訳…」

最原「…幻覚?」

星「耳をふさいでも……ダメだ…最原……俺、アンタに何をした…?」

星「クソッ…クソッ!聞こえるんだよ!俺がラケットを振るう音…ボールが当たる音……!呻き声や叫び声が!」

最原「ほ、星くん…!落ち着いて!僕は幻覚なんかじゃない…」

星「…いや、本物ならこんなクズ許す訳が無い……許してほしくねーよ、こんなゴミ野郎…」

最原(星くん…キミは過去の経験から……責任感から、自分を許したくはないんだね…)

最原(でも、その高潔さ…こんなところで失わせはしない!)

星「……悪いな、最原…チャラにできるとは思ってねーが……死なせてくれ」

星「いよいよもって、『俺にはもう生きる意味が無くなった』んでな……」

最原「それは違うぞ!」break!



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