モバP「鼓動が聴きたいなあ」飛鳥「やれやれ」
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54:名無しNIPPER[sage]
2017/07/14(金) 00:32:01.25 ID:hK/0MRbw0

P「…………んん」

P(今何時だ……ってもう外が明るくなりつつあるのか。一時間は眠れたけど二度寝が微妙なやつだこれ)

P(まあ、そもそも寝入れるかどうかも怪しいしアラームだけはしっかりして、後はなるようになれだな)

 コンコン

P(……幻聴? こんな時間にノック音のような音が聴こえたぞ。俺ももう駄目なのか)

 コンコン コンコン

P(幻聴じゃなかった! いやむしろ幻聴であってほしかった! こんな時間に誰だよ怖いなあ……警察とか?)

P(確認しない訳にはいかんな……どれどれ)

P(…………)

P(制服着た可愛い子がいる……。中学生、か? 何で俺のとこなんかに、部屋間違えてるのかな)

P(……間違えてるなら間違えてるでこんな時間に、まさか朝帰り? おいおい親は何してんだよ……もしくは何かしてこうなった? とりあえず保護するべきか?)

P(うーん……面倒ごとには巻き込まれたくないけど、可愛いしなあ。こんな場面でもなきゃスカウトしたくなるところだ)

P(しょうがない、部屋番間違ってるだけかもしれないし一応出るか。何にせよ放っておくのはまずいよな)

 ガチャ...

P「あのー……部屋間違えてませんか?」

??「? あぁ、寝ぼけているのか。ということは多少は眠れていたのかな、それとも起こしてしまったかい?」

P「え? いや、あの、どちら様で……」

??「……。冗談を云っているように見えないのは気のせい、でもなさそうだ。敢えて問おう、ボクが理解らないのか?」

P「ボク? ……あれ、その声……あ、もしかして……飛鳥か?」

飛鳥「確かにこんな恰好してはいるが、少々薄情だと思うよ。P?」

P(気付かんかった……。制服だし、エクステないし、こんな普通の格好してる飛鳥は初めて見たぞ)

P「って、何でこんな時間に? いや、いい。とりあえず上がれ、話ぐらいは聞いてやろう。それから……覚悟しとけよ?」

飛鳥「ボクのことを認識した途端にそれかい。やれやれ、まぁ立ち話するつもりは毛頭ないしいいだろう」

P(あれほど夜遅くに出歩くなって言ったのに、さてどうしてくれようかこの不良娘……?)


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