島村卯月「マーキング」
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92:名無しNIPPER[saga]
2017/05/24(水) 22:19:34.08 ID:WZZUaiy20
「で、こっちの方はどうなんだ? うまくやれてるか?」


「うん、今は休憩中だけど……何とか問題無くやれてる。そうだよね、卯月」


「え? は、はい。そうですね」


同意を求められたので、私は同調する様にそう答えました。


そうした言葉を聞いて、凛ちゃんのプロデューサーさんはうんうんと二度も頷きました。


「それなら安心だな。また今週末も、前の二回と同様に頼んだぞ」


「うん、分かってる。けど、その前に……」


「ん?」


そう言ってから、凛ちゃんは自分とプロデューサーさんとの距離をグッと詰めて接近しました。


それから凛ちゃんのプロデューサーさんの首元―――ネクタイにへと手を伸ばす。


曲がっていたそれをピンと伸ばして、真っ直ぐに正すのでした。


「ネクタイ、曲がってたから。ちゃんとしてよね、もう」


「おっと、すまんな。ありがとう」





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