島村卯月「マーキング」
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90:名無しNIPPER[saga]
2017/05/24(水) 22:18:15.75 ID:WZZUaiy20
「未央なら……さっき、『ちょっと抜けるね』って言い残して、出掛けたっきり戻ってきてないよ」


「あっ、そうなんですね」


「多分、お手洗いとか……そんな所だと思うけど」


未央ちゃんの行き先を予測してでの、凛ちゃんの言葉。


確かに、それ以外には思い当たるものはありませんでした。


今は休憩中であり、あともう少しもすれば、レッスンが再開される。


それなのに、どこか遠くに行ってしまったとかは考えられません。


「きっと、そんな感じでしょうね」


なので、私は凛ちゃんの言葉に同意する様に、そう言いました。


それから別の話題を出そうとして、口を開こうとした……その時でした。


私の視界の外の方から、ガチャという物音が聞こえてきました。


それが何の音なのかは、考えるまでもなく分かります。


誰かがこの部屋に入ってきた音……きっと、未央ちゃんが帰ってきたんだろうと、私はそう思いました。


その考えに思い至った私は、音のした方向にへと、視線を向けました。





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