37:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 06:15:52.58 ID:CkoHSdte0
それに、私なんかがリーダーなんて……という不安もありました。
確かに経験は積んでますが……リーダーを務める程の自信は、私にはまだありません。
だからこそ、二人を私が引っ張れるのか……と、思ってしまうんです。
……でも、この話を私に持ち掛けてくれたのは……プロデューサーさんが私の事を信頼してでの事でしょう。
きっと、私なら何とかやり遂げれる……そう考えてでの、提案だったのだと思います。
それなら……私が取る道は、一つです。これしかありません。
「私……やります! やらせて下さいっ!」
私はプロデューサーさんの目をジッと見つめた後、そう告げました。
「……ありがとう、卯月。大変だろうけど……卯月ならやれるはずだ。頑張ってくれ」
「はいっ! 頑張りますっ!!」
プロデューサーさんからの激励の言葉に、私はいつもの様にそう言って答えました。
自信も無いし、不安もあった。けれど、やる気だけはありました。
プロデューサーさんからの信頼や期待に応えたい……というやる気だけは。
それが……この時の私を、私の心を支えてくれていたんです。
それで結果を出せて、プロデューサーさんが笑顔になってくれるのなら……私は、嬉しかったから。
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