35:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 06:12:50.29 ID:CkoHSdte0
その話を聞いて、私は目を丸くして驚きました。
突拍子も無い様な話です。今までそんな気配、微塵としてありませんでしたから。
そして、まだ理解の追い付いていない私を置いたまま、プロデューサーさんは話を続けます。
「ニュージェネレーションの時は事務所が主導の企画だったが、今回はそれとは違い、俺が主導となって企画立案する事になった。そして、その為のメンバー候補の選抜も……俺の方で既に決めてある」
そう言った後、プロデューサさんは傍らに置いてあった資料を手に取り、それを私に向けて差し出しました。
私はそれを受け取ると、静かにそこに書かれている内容に目を通していきます。
「小日向、美穂ちゃん……? 五十嵐、響子ちゃん……?」
二人共、聞いた事の無い名前でした。
それなりの期間、この事務所に所属している私でも聞いた事の無い名前。
という事は、彼女達は新しく所属したばかりの、以前の私と同じ、候補生なのかもしれません。
199Res/151.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20