島村卯月「マーキング」
1- 20
19:名無しNIPPER[saga]
2017/04/26(水) 00:09:40.80 ID:8aYrbQYu0


これが私の……アイドル人生の始まりでした。


まだ無垢なまま、何も知らない少女の夢が叶った瞬間でもあります。


この時の私は本当に嬉しくて、幸せだったのを、今でも良く覚えているんです。


養成所から家に帰って……友達に電話をして報告したりとか、ママや家族のみんなに伝えたり。


この日の夜は興奮して中々寝付けなくて……遅くまで、未来の自分の姿をイメージしてみたり。


とにかく、もう……嬉しくて仕方なかったんです。いつになく、舞い上がってました。


「えへへ……早く、デビューできるといいな」


誰に語る訳でも無く、私は一人、自分の部屋でそう呟きました。


それから思い浮かべるのは、日中に出会ったプロデューサーさんの顔。


採用枠から零れ落ちた私を、見い出して手を取ってくれたあの人。


だからこそ、プロデューサーさんの為にも、アイドル活動を頑張ろう……って、思えたんです。


もちろん、アイドル活動は自分の為でもあるけど……その事も、この時の私ににとっては大事でした。


その恩を返せる様、立派なアイドルになってみせる……そう意気込んで、この日は眠りにつきました。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
199Res/151.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice