166:名無しNIPPER[saga]
2017/08/25(金) 09:09:55.97 ID:uh60T5eQ0
「プロデューサーさん……」
「……卯月。あぁ、良かった。目を覚ましたんだな」
プロデューサーさんはそう言うと、私の傍にへと駆け寄ってきました。
久しぶりに見るプロデューサーさんの表情は安堵の色を浮かべていました。
きっと私が目覚めた事に対して、安心しての事のなのでしょう。
「その……どうして、ここに……? 東京でのお仕事は大丈夫なんですか……?」
「そんなものは全部投げ出してきた。企画作成とか付き添いの仕事よりも、卯月の方が大事だからな」
……あぁ、嬉しい。凄く嬉しいなぁ。
やっぱりプロデューサーさんは、私の為に駆けつけてきてくれたんですね。
うふふ……ごめんね、美穂ちゃんに響子ちゃん。
プロデューサーさんは二人に付き添うよりも、私の方が大事なんだって。
二人と違って、私は仕事以上の存在なんだって言ってくれましたよ。あははっ。
「気分の方はどうだ? 辛い所は無いか?」
「えっと、まだ色々と……頭痛とかも酷くて」
「そうか……倒れてからまだ一日ぐらいだし、無理もないか」
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