島村卯月「マーキング」
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136:名無しNIPPER[saga]
2017/07/17(月) 14:27:34.08 ID:E9baXYTG0
「移動中はずっと寝てるし、未央のプロデューサーもどこかおかしいって言ってたし……これのどこが元気なの?」


「さ、流石に、疑い過ぎじゃないですか。私は、どこも……」


「……どこも?」


「どこも……おかしくなんて、無い。多分、凛ちゃんの気のせいだと思います」


「……そう、分かった」


凛ちゃんはそう言うと、私の側からゆっくりと離れていく。また楽屋にへと戻る為に。


でも、途中で一度足を止めると、振り返って再び私を見つめる。


「でも、これだけは言わせて。絶対に、無理だけはしないで」


「わ、分かってますよ、それぐらい」


「ううん、分かってない。分かってないから、こうやって言ってるの」


凛ちゃんは首を横に振って、またも私の言葉を否定する。





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