島村卯月「マーキング」
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116:名無しNIPPER[saga]
2017/06/24(土) 01:04:26.56 ID:Plqn2Zsn0
なんて思いながら、私はプロデューサーさんからの返事を待った。


悩んでいるのか、数秒程考え込み、そして……、


『……分かった、分かったよ』


『「……!!」』


『卯月がそこまで言うのなら……俺としては、構わないぞ』


そう言って、プロデューサーさんは私の要求をそのまま受け入れてくれた。


嬉しさのあまり、胸が弾んで、心が躍る。


『「はいっ、ありがとうございますっ!」』


『ただし、あまり遅くはならない様にな。お互い、忙しくはある事だしな』


だけれども、釘を刺す所はしっかりと刺す。


そこは当然といいますか、プロデューサーとしての責務でしょうか。


でも、何だろうと構いません。


プロデューサーさんとお話ができるのなら、それでいいですから。


『「分かりました。それじゃ、まず……今日の事なんですが……」』


私はそう言った後、手始めに今日起きた事を話し始める。


大事な事も、何でもない様な事も含めて全部を。


その結果、伝えたい事が多過ぎて、通話は数分では終わらずに、数時間も掛かる始末でした。


流石に長過ぎて、プロデューサーさんには苦笑されてしまいました……けど、良かったです。


不安や寂しさのほとんどが、プロデューサーさんとの会話で払拭されましたから。


……貴重な、私とプロデューサーさんの、お互いの睡眠時間を削って、ね。





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