93:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 12:57:54.13 ID:WOJJWRsc0
美味しい食事に舌鼓をうった満は、そのままあてどなくブラブラと
東京の街中を歩き回っていた。
これからのこと、父親との確執、そして須藤との同盟のこと。
「あれぇ?なんで電話に出ないのかなぁ?」
この前手渡された紙に書いてあった須藤の携帯電話に電話をかける。
だが、既に須藤はライダーバトルに敗れて死んでいるため、いくら
電話をかけても、鏡の向こうの世界に置き去りにされている携帯に
つながることは永遠にない。
「...考えたくないけど...やられちゃったのかな?」
最後に会った日に須藤が漏らした一人の男の存在。
浅倉威、世間を震え上がらせる凶悪連続殺人犯にして、このライダー
バトルの大本命と言える実力者であれば、赤子の手を捻るよりも容易く、
スペック差のあるライダーを葬るのは朝飯前だろう。
「...一人じゃ危ないよな」
ポケットの中に仕舞っているデッキの中には5枚の強力なカードが
眠っている。
ソードベント、アドベント二枚、ストライクベント、ファイナルベント。
危険を冒しただけあり、手に入れた新たな力はかなり凶悪な
攻撃力を誇っていた。
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