84:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 12:52:45.91 ID:WOJJWRsc0
〜明林大学〜
佐野満が無気力に心身を苛まれている頃、彼と同盟を結んだ刑事、
須藤雅史は窮地に追い込まれていた。
「くっ、私は生き残るんだ!」
「どんな卑劣な手を使っても私は生き残ってみせるッ!」
10分前、別件の事件の調査の一環としてとある大学に立ち寄った須藤は
自分の背後からあの金属音が聞こえてくるのを確かに聞き届けた。
「へぇ...アンタもライダーなの?」
周囲を見回すと、そこには今時の大学生がくちゃくちゃと口の中に
含んでいた風船ガムを膨らませていた。
「はて、一体何のことやら?」
「とぼけんなよ、これが証拠だ」
好戦的な笑みを浮かべた大学生は鞄の中からデッキを取り出す。
「デッキ、あるんだろ?」
「ふっ...話が早い。場所を変えましょうか」
にらみ合う二人のライダーは、暗黙の了解として人目に付かない場所、
大学内のグラウンドの裏手にある使われていない部室へと場所を移した。
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