58:名無しNIPPER
2017/04/24(月) 12:35:39.45 ID:WOJJWRsc0
「?!」
突き刺すように差し出されたミラーモンスターの爪を全力で回避した
インペラーは、数秒遅れで自分の立っていた場所に小さなクレーター
らしき穴が空いているのを見逃さなかった。
「なんだよ...あれ。音からして電気を操ってんのか?」
スタンガンのようなバチバチという音を鳴らしながら、クラゲの怪物は
足音を立てながら自分の元へと歩み寄ってきた。
(まずい。あの電撃喰らったら一たまりもねぇよ!)
既に自分の手には得物が握られている。
だが、自分のカードは残り二枚しかない。
もし、アドベントが効かなかったら?
もしファイナルベントすら無効にするほど相手が強かったら?
そんな最悪の予想が脳裏をよぎり、脳はそのおびえを身体に伝える。
「くそっ!こんな所で終わるわけにはいかないのに!」
こんな時、つくづく神崎士郎に優遇された人間達が恨めしくなる。
遠近距離戦のどちらもこなせる万能型のデッキさえ持てていれば...
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