443:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:04:50.05 ID:Nkr8DRMT0
「だぁっ!埒があかねぇ!このままだとじり貧だ。体力が尽きる!」
「香川さん!俺がドラグレッダーを出して奴を叩き落とします」
「良いですよ!ですがあの炎に焼かれれば君の契約獣が石になります」
「だから...今から私が説明する通りにリュウガと交戦して下さい」
息切れしながら龍騎がドラグレッダーを使った空中戦を提案する。
オルタナティヴもそれには概ね賛成したものの、リュウガの契約獣である
ドラグブラッカーのブレスの石化効果を考慮した作戦を練っていた。
「まず最初にこの戦場に潜む大量の雑魚モンスターを私が引きつけます」
「おそらくリュウガはサバイブのカードをあるタイミングで使う筈です」
「全てのカードを使い切る寸前、互いのカードが一枚になった時...」
「ファイナルベントを使用して君にトドメを刺そうとするはずです」
「その時君は敢えてリュウガから離れ、私のいる場所へ合流して下さい」
「勝算は?!ハッキリ言ってそれ、上手くいくのかよ?」
矢継ぎ早に出される香川の指示に疑問を呈しながらも、真司は直感で
リュウガが現時点の自分を上回る力を持っているのではないかと考えた。
「ええ。上手くいきますよ。更に言えばリュウガは私を狙うはずです」
「故に、城戸さんにはリュウガのカードを限界まで削って欲しいのです」
「サバイブの猛攻を耐えきる策は既に備えています」
「この勝負、リュウガのサバイブの猛攻を耐えきれば我々の勝利です」
「香川さん....。わかった。陽動をお願いします」
ドラグブラッカーのブレスが真司と香川の隠れている場所のすぐ隣の
瓦礫の塔を直撃し、粉々に砕け散る。
「wheel vent」
まず最初に瓦礫の山の隙間から飛び出したのはオルタナティヴだった。
デッキからサイコローグをバイクに変形させるホイールベントのカードを
引き抜き、スラッシュリーダーへと読み込ませる。
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