393:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/23(火) 12:44:48.12 ID:JcVHvI7Q0
第二十六話 ユナイトベント
〜ミラーワールド〜
香川英行が城戸真司を自らの陣営に引き入れたのと時を同じくして、
神崎士郎は自らに忠実なライダーを一人手に入れる事に成功した。
由良吾郎。かつて仮面ライダーゾルダだった男の秘書だ。
傷害致死で起訴されただけあり、吾郎の腕力は浅倉には一歩劣るものの
暴力を振るう事への躊躇いのなさと仕える主が死んだ後も、その不変の
忠誠心でライダーバトルを戦い抜く事を決意した男は、最後の一人として
オーディンと戦い、自らが勝利できる可能性を実現させるという契約の元、
神崎士郎の軍門に降ったのだった。
「先生...」
神崎士郎と共にミラーワールドに足を踏み入れた吾郎は、自分の視界に
呆然と空を見上げているマグナギガを捉えた。
既にベルデに変身している為、いつでも臨戦態勢には入れる。
「クリアーベントを使えば気が付かれずにマグナギガの背後を取れる」
「さぁ、行け」
命令とも取れるが、それ以上に良い策が思い付かないのも事実だ。
吾郎はクリアーベントを使い、マグナギガの背後に忍び寄る。
そして、デッキから予め抜き取った契約のカードをマグナギガの背中に
突き刺した。マグナギガは無抵抗のままカードに吸い込まれた。
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