322:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 12:13:11.36 ID:DSAJ+Ylu0
「誰かを守る英雄が、一人だけじゃいけないって誰が決めたんですか?」
「....」
「先生は犠牲になっちゃいけない人なんだ。だから僕は先生を守る」
「やりましょう。先生。あと一息です」
「東條君...分かりました!」
最後の力を振り絞った二人のライダーは指し示したかのように己の
デッキからこの戦いの勝敗を決する為のの切り札を取り出した。
そして展開されていた炎の障壁が消え去り、メタルゲラスの突進により、
一番端の出口にまで追いやられた王蛇サバイブも、この戦いに終止符を
打つべく、自らのデッキの中で最も攻撃力の高い切り札を、一際眩い炎の
輝きを放つファイナルベントをバイザーに挿入する。
「「「ハァ、ハァ、ハァ....」」」
命を賭けたこの戦いに終止符を打つ願い(チカラ)が
躊躇わない勇気だけが、悪を滅ぼし未来を変える!
「「「Final vent!!」」」
再びその巨大な姿を現した烈火王蛇ベノヴァイパーはその姿を瞬時に
巨大なバイクへと変貌させ、自らの契約主と共に眼前の敵を破壊すべく、
猛毒と烈火の両方の性質を併せ持った漆黒の黒炎弾を吐き出しながら
前に向かって走り出す。
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