319:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 12:11:09.25 ID:DSAJ+Ylu0
「ハハハハハ!良いぞォ香川ァ!お前はやっぱり最高だァ!」
「Guard vent!」
喜悦の叫びを上げながらマンホールの蓋を隙間なく6枚重ねたような
盾を呼び出したオルタナティブに王蛇サバイブは飛びかかっていった。
右手に剣を、左手に盾を構えたオルタナティブはベノサーベルの先端の
鞭からにじみ出る毒液が己に掛かることのないように巧みに操っては
盾の頑強さを生かした突撃と撤退を織り交ぜた攻防を展開した。
圧倒的劣勢を覆すべく、王蛇もサバイブで強化された力で香川の
シールドを力づくで破壊しに掛かった。
10発目の攻撃でオルタナティブの盾の最下部が綻びを見せた。
王蛇は一旦距離を置き、壊れた盾の部分に鞭を叩き付け、全てを溶かす
溶解毒をその先端から流し込んだ。
地面を溶かし、有害な毒ガスを発生するベノヴァイパーの毒が霧となり
オルタナティブの周囲に立ちこめる。
一息でも吸い込めばたちまち身動きが取れなくなるのは必至。
オルタナティブも王蛇を追うように有毒ガスが発生した箇所よりも
前の場所へと飛び出した。
王蛇とオルタナティブも次のカードをバイザーにベントインし、決定的な
優位性を相手に先んじて先取すべく動き出した。
「Accele vent」
「Strange vent」
アクセルベントで自らを加速させたオルタナティブは破損して使い物に
ならなくなった盾の最下部を切り捨て、残り五枚となった盾を構えて
円盤投げの要領で王蛇へと投げつけた。
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