299:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 11:53:14.41 ID:DSAJ+Ylu0
〜アビスVSゾルダ〜
ライダーバトルの状況が目まぐるしく変わる中、最後の対戦は意外な
乱入者により、複雑な様相を見せ始めていた。
遡ること八分前、オルタナティブと別れたアビスは路地裏に逃げ込んだ
ゾルダを追いかけて疾走していた。
平均的なライダーが持つカードの枚数が5枚か6枚と仮定すると、既に
武装しているゾルダのカードの残りを4枚程度とアタリをつけたアビスは
躊躇なくアドベントのカードでアビスハンマーを呼び出し、ゾルダを
追いかけ捕獲しろと命令を出したのだった。
地面や湖に潜れば時速125kmの速さで獲物を追跡するアビスハンマーに
とってライダーの脚力などたかが知れている。
案の定、数十秒後にはアビスハンマーに足を掴まれたゾルダが、土中に
ひきずりこまれまいと必死の抵抗をしていた。
「ぐっ!くそっ!」
(あの時のゾルダと声が違う?そうか、そういうことか...)
道理でいつもと違う恰好をしていたと言う訳か。
ガイとゾルダに殺されかけた時に、満は秀一と吾郎の声を一度だけ
聞いていたことが決め手だった。
ゾルダの変身者とその手下は互いのデッキを交換して変身し、敵の目を
欺いて漁夫の利を狙っていた。そう考えるとつじつまが全て合う。
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