296:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 11:51:21.54 ID:DSAJ+Ylu0
(どっちが北岡で、どっちが影武者なんだ?)
秀一が吾郎と入れ替わっていることを悟った仲村だが、もし自分が
相対している相手が姿を消すライダーがゾルダに擬態しているとしたら、
一瞬の隙を突かれる危険性も無視できない。
何しろ、ライダーバトルの半分はファイナルベントの威力で決定するが
残り半分は運と相手の奇策が勝利を左右すると言っても過言ではない。
(浅いねぇ...ま、相手が頭悪い馬鹿で助かったよ)
(ゴロちゃん...頼むから死なないでくれよ...)
「じゃ、近距離戦行ってみようか!」
動揺を敏感に感じ取った秀一は、一気に勝負を決するべく、ベルデが
最もその実力を発揮できる肉弾戦をオルタナティブへと仕掛けていった。
「Sword vent」
しかし、オルタナティブも一瞬で迷いを捨て去りスラッシュリーダーに
ソードベントのカードを読み込ませ、武器を呼び出す。
「うおおおおお!」
絶叫しながらオルタナティブは大上段に振りかぶった大剣をゾルダへと
叩き付けようとするも、ゾルダは軽やかなステップでこれを回避。結果、
地面のアスファルトが抉れ、小さなクレーターが出来た。
なんて馬鹿力だ。
内心で呆れたように呟いた秀一はギガホーンの砲口をオルタナティブの
頭に向けて、弾丸を撃ち出した。
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