268:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 23:08:46.50 ID:xchiMuX50
「....」
そして、ベッドで眠る真司のポケットの部分に手をかざし、何かを
念じ始めると、数秒もしないうちに真司の龍騎のデッキが賭け布団の上に
姿を現した。
真一は自分のデッキと真司のデッキを入れ替えたのを確認すると、先程
同様に掌をデッキの上にかざし、真司のポケットの中にリュウガのデッキを
忍び込ませる事に成功した。
「待っていろ...優衣」
真一はそう呟くと、ズボンの左ポケットから一枚のカードを取り出し、
自分が使う龍騎のデッキの中へと忍ばせたのだった。
そして、机の上に散らばった紙にペンを走らせた真一は、再び鏡の中へ
その姿を消したのだった。
時を刻む時計だけが、全てを見ていた。
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