266:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/28(金) 23:07:46.92 ID:xchiMuX50
「おっ、六枚かぁ...」
真司に言われるまでもなく、今の自分の手の中には6枚のカードが
しっかりと握られていた。
真司と手塚が周囲を警戒している中、蓮は手持ちのカードの種類を
確認し始めた。
アドベント、ガードベント、ソードベント、ファイナルベントの四枚に
加えて、嬉しい事にトリックベントとコピーベントという前のデッキと
殆ど同じカードで構成されていたのだ。
(いける...これなら例え相手が北岡でも浅倉でもやれる!)
心の中で固く拳を握りしめた蓮はアドベントのカードに封印されている
新しい相棒の名前を言葉にした。
「ガルドミラージュ...」
先程封印したモンスターのAPは5500と中途半端な数値だったが、数値の
上では浅倉や真司の契約獣を僅かに上回っている。
無論、今まで倒してきたモンスターのトータルで考えれば、今の自分は
大分劣るだろうが、そんなことは些末な問題でしかない。
「蓮。名前はどうするんだ?」
「名前?ああ、そうか。そう言えば忘れていたな」
「そうだな。契約モンスターからとってミラージュでいいか」
「ミラージュか...そうだな、蓮がそう言うなら俺達はそれでいいや」
その瞬間、新たなライダーがここに誕生したのだった。
仮面ライダーミラージュ。変身者は秋山蓮。
「よし、じゃあ帰るか」
こうして、新たな力を得た秋山蓮は意気揚々と仲間達と共にミラー
ワールドから現実世界へと帰還したのだった。
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