204:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:35:51.80 ID:L6BVEgLS0
「佐野君、仲村君、そして東條君」
「はい」
「我々の次の方針を発表します」
「浅倉威を、我々の手によってライダーバトルから脱落させる」
香川の言葉に東條が興奮する。
「戦いは中盤に差し掛かり、既に三人が脱落しています」
「浅倉威は法では裁けない。しかし奴を野放しにすればまた人が死ぬ」
「そして、奴が現時点で最も手にかけやすいのが我々ライダーなのです」
「ですが、他のライダーが私達の提案に耳を傾けるとも限らない」
「手を組んだと見せかけ、漁夫の利を得ようとする輩もいる筈ですからね」
「なので、浅倉に手を出すのは彼が他のライダーと交戦中の時だけです」
香川の言う事に間違いは見当たらなかった。
多数のための少数の犠牲という理念を掲げた香川とそれに従う東條に
とって浅倉威は裁かれて当然の悪人なのだから。
香川陣営に身を置く満にとってもこの判断には異を唱えることは
できなかった。
しかし、一つだけ気がかりな事があった。
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