202:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:33:19.11 ID:L6BVEgLS0
「これを見て皆さんはどう思われますか?」
「どうって...うーん、依怙贔屓っすかね?」
「依怙贔屓って...でもなぁ...そういう見方もあるよなぁ」
満を窘めようとした仲村も、案外的を射ているその指摘に悩みながらも
同意を示す。そんな二人の意見を元に東條はある仮説を立てた。
「依怙贔屓だけで済めば苦労しないよ」
「多分、神崎士郎はライダーバトルを早く終わらせたいんだよ」
「そう考えてみると、渡された二枚のカードは案外厄介かも」
「ってことはあの二枚は強化アイテムってことになる...のか?」
「おそらくは....東條君の言ったとおりでしょうね」
「今まで傍観に徹してきた神崎君が動くという事は」
「あのカードは戦況さえひっくり返す切り札ってことになりますね」
「ええ。あの二枚はライダーの力を倍以上にするカードでしょう」
ライダーバトルが始まってから、今日で3ヶ月が経過した。
1ヶ月のペースで考えると13人の内、既に3人が平均して1ヶ月ごとに
脱落している計算になる。
神崎士郎は1年間でライダーバトルに決着をつけろと言っていた。
しかし、1年間も待ちきれない事情があったとしたら?
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