200:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:32:21.90 ID:L6BVEgLS0
〜〜〜
「先生、今回の探索場所でしたがやはりダメでした」
ミラーワールドでの探索を終えた満と仲村は、先程の探索結果を香川に
報告していた。
「そうでしたか...ですが、危ないところでしたね」
「はい。浅倉威にも出くわしたし...本当に死ぬかと思いましたよ」
「いや〜本当に東條先輩が来てくれなかったらヤバかったですね。はい」
「ま、なにはともあれ、全員無事で良かったですよ」
「仲村君。オルタナティブのデッキを見せて貰えませんか?」
「え?ああ。はい」
東條からオルタナティブのデッキを預かった香川は素人にはとうてい
理解できないほどの複雑な機器を持ち出して、その中にカードデッキを
差し込み、パソコンを叩いてなにやら分析を始めたのだった。
「えっと...香川先生は、なにやってるんですか?」
「ああ。佐野君は初めて見るんだっけ、これ」
「先生は天才なんだよ。疑似ライダーのデッキを作れるほどのね」
東條が佐野の疑問に当然の答えを返した。
前に東條の口から香川がオルタナティブのデッキを神崎士郎のデッキを
元に作り出したという事を聞かされていた満は、なんとなく凡人と選ばれた
人間の差というものを痛感していた。
「仲村君。もういいですよ」
「はい」
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