192:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:28:25.43 ID:L6BVEgLS0
「ああっ...ああああああ!!!!」
なすすべもなく炎に焼かれた仲村の残骸にベノスネーカーが食いつく。
「!」
しかし、それによって隙が出来た。
脇目も振らずに満は駆けだした。
「おい、どこに行く...戦いはまだ終わっていないぞ...」
ユラリと幽鬼のように立ち上がった王蛇は手に持っていたダガーを
満の背中めがけて全力で投げつけた。
「あぐぅっ?!」
脇腹を削ったその一撃は、満の恐怖心を掻き立てるのには充分だった。
「終わりだ...」
「Final vent!」
王蛇のファイナルベントが発動する。
アビスめがけて猛然と駆け出す王蛇の背後にベノスネーカーが追走する。
「だぁっ!」
「シャアアアアアアアア!!!!」
空中に飛び上がった王蛇の背後からベノスネーカーが勢いよく毒液を
吐き出し、その勢いに乗った王蛇は足をバタつかせながらアビスが
盾代わりに構えた右手の手甲を連続蹴りではじき飛ばしにかかる。
猛毒をまとった王蛇の必殺技がアビスの身体に叩き込まれようとした、
まさにその時...
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