191:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:27:51.86 ID:L6BVEgLS0
「そらそらぁ!どうした?もっと抵抗してみろよ...オラァッ!!」
オルタナティブの長柄の剣を奪った王蛇は、オルタナティブ以上に
そのスラッシュダガーの性能を引き出していた。
超振動波を刀身に宿し、その斬撃に触れた物全てを粉砕する剣は、
性能上では神崎士郎製のライダーを上回る強化戦闘用スーツを、その刀身
から発せられる超振動波と重い一撃で軽々と粉砕する。
本来なら両手持ちの大剣であるスラッシュダガーを王蛇は片手だけで
軽々と無軌道に振るい続けた。
「あがあっ!ぐっ、がぁっ!ああっ!」
薙ぐ、斬る、突く、払う、打つ。
刃、刀身、柄、棘と余す事なくスラッシュダガーの特性を生かした
滅多打ちは遂にオルタナティブのカードデッキを捉えてしまった。
ぱきぃん!
「ぐああああああああああああ!!!」
左斜め上からデッキを切り裂かれたオルタナティブの変身が解ける。
「先輩!仲村先輩ッ!」
満は変身の解けた仲村の元へと駆け寄ろうとするが、それを防いだ
ベノスネーカーはその口から大量の毒液を噴射する。
「クッソオオオオオオオ!!!」
アビスクローから吐き出される高水圧の水を地面に叩き付け、瞬時に
毒液の射程外から自らをはじき飛ばしたアビスは、青い炎状のエネルギー
波を纏ったスラッシュダガーに貫かれる仲村をただ見続ける事しか
出来なかった。
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