179:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:21:36.64 ID:L6BVEgLS0
第十三話 初任務
今回の探索範囲は、とある駅前に存在する大きな百貨店の地下駐車場
だった。
香川曰く、神崎士郎の性格からして、コアミラーの配置場所、あるいは
コアミラーの配置場所のダミーと思われる場所にはライダーに見つかる
危険性を考慮した上で、充分な数の伏兵を忍ばせる筈であるとの事だった。
『コアミラーはライダー達が密集する場所の近くに必ず配置されています』
『今はまだ見つかりませんが、そのうち神崎君はボロを出す筈です』
ミーティングの後、仲村と指定された場所に向かう前、満は香川から
今まで三人がミラーワールドで遭遇したミラーモンスターと出現場所の
傾向をまとめられた資料を香川から手渡された。
「神崎君の性格上、こちらが動く事は予想できるはずです」
「鏡の世界のコアに近づくにつれ、より強い敵を配置するでしょう」
「彼に忠誠を誓うモンスターやライダーをね」
「ってことは、そいつらが出現した場所を一つずつ潰していけば」
「おおまかに最終的な場所を絞り込める。そういうことですね?」
『ええ、神崎士郎は必ずその場所に自分に忠実な手下を置くでしょう』
香川は目を輝かせて自分を見つめる満に念のために釘を刺した。
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