167:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:14:44.07 ID:L6BVEgLS0
まず一つ目は、時を巻き戻すカード、タイムベントの存在。
二つ目はミラーワールド最強のモンスター、ゴルドフェニックスと
その強力な眷属の存在。
そして、神崎士郎のみが知るミラーワールドの中枢にしてあの世界を
存続させ続けているミラーワールドのエネルギー源、コアミラーの存在だ。
既に仲村の使っているデッキと同スペックのオルタナティブのデッキは
量産済みで、その数は10を超えている。
神崎士郎に見つかってそれらを全て壊されるというリスクを回避する為、
香川は自分の人脈をフルに使い、信頼できる協力者にそれらを分散して
預けていた。
手はずとしては、ライダーの数が残り五人を切ったところで香川が
協力者にしか分からない合図を出し、それを確認した協力者達が一斉に
この自分のラボに押し寄せて、神崎と残りのライダーを討つという手はずに
なっている。
佐野の本当の役割は、神崎士郎のミスリードの誘発である。
ライダーになる人間は、心のどこかに致命的な弱さを抱えている。
お人好しだったり、死にたくないという生存本能だったり、人を殺して
自分の生を実感する破綻だったり、英雄になりたいという願望を心の中に
抱きながらも、英雄というのは何かという答えを持ち得なかったりする
そんな破綻者達がライダーバトルを加速させ続けている。
故に、人間としては若干クズの部類には入るものの、ごく普通の人間の
価値観、自己保身や打算に走りながらも、ライダーバトルを肯定的に
捉えながら生き残るために他人を出し抜く満の雑草のような強さこそが、
神崎士郎の失敗を引き出す鬼手となり得る可能性に香川は賭けたのだった。
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