165:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 11:13:40.86 ID:L6BVEgLS0
「では、報酬の話に移りましょうか」
「報酬?」
「ええ。ミラーモンスター一体を倒すごとに一万円でどうでしょうか?」
「一万円も?」
「ええ。ただし、私の見ている前でのみ。という条件付きですが」
不定期ながらも、日給一万円という割の良いバイトは金に五月蠅い
満にとって無視できない程の魅力を放っていた。
仮に一ヶ月に10回香川と行動を共にしたと計算する。
一回のミラーワールドでのモンスターとのバトルで2,3体を葬れば
大体月給で20万円は軽く超えるだろう。
しかも、これは個人間の金銭のやりとりだから、税金も何も掛からない。
頭の中で素早く電卓を叩いた満は諸手を挙げて香川の提案に乗った。
「良いですとも!いや〜流石教授。懐も心も広い!」
「憧れるな〜」
しかし、香川には別の狙いがあった。
そう、東條と仲村と自分の戦力の温存である。
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