【安価】探偵剣士「一目惚れをしたら冒険が始まった」
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275: ◆YwfwH67PRHMh[saga]
2017/07/18(火) 01:04:33.71 ID:mfJ5f+H3o
ロット「そうかい」

なるほど、スタット街は真夜中でも騒がしい場所だった
それだけじゃなく彼女の話が本当なら誘拐されてきた身、落ち着ける時間なんてなかっただろう
とはいえここも、そこそこに血気盛んな町だ
昼間の騒がしさはスタット街と比べても引けをとらない

イヴ「――そういえば、やっと落ち着いてお話できますね」

ロット「え?」

少し見回してみる

ロット「ああ、そうだね」

キリュウはまた勝手にどこかへ行ってしまった
やつが茶々を入れてくることはとりあえずないが



ロット「え、えっと、なにか話したいことはあるかな?」

イヴ「え?いえ、ロットさんこそ、聞きたいことがあるのでは?」



ロット(そうか、なにか質問すればよかったのか)

突然二人きりだったという状況に戸惑った故、何を話せばいいのか全く思いつかなかった
しか、現時点で彼女の素性についてをこれ以上問いただす気は元々なかった

じゃあどうする?趣味とか聞けばいいのだろうか?
いやそれはいきなり踏み込みすぎだろうか?



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