61:名無しNIPPER[saga]
2017/04/27(木) 21:35:34.15 ID:Ugt8L+Ki0
私は立ち上がり伸びをする。そして朝の澄んだ潮風を大きく吸い込んだ。
提督「そんじゃあいい時間ですし、戻りますか」
大井「そうですね。今日も1日よろしくお願いします、提督」
大井さんも立ち上がり膝小僧にこびりついた砂を払い落とした。
よし。
提督「それじゃあ最後に、大井さんに細やかながらプレゼントを」
私はポケットを弄る。そしてそれを掴み取るとあの時の大井さんと同じく拳を突き出す。
それを大井さんは受け取ると目を見開いて驚愕の表情を浮かべた。
大井「提督!?これいつ見つかったんですか!?」
私は踵を返し歩き始めた。丁度向かい風だから髪が靡く。そして少し顔を傾け振り返り、できるだけかっこよく。
提督「大井さんのパンツを拝見させてもらった時にね、なんか掴んでたんだよ。お礼だよ、とっときな」
そう言うと大井さんは顔中真っ赤にし、勢いよく走ってきて、私の背中を思いっきりぶん殴った。
私が大井さんに手渡したのは、細かな凹凸が刻み込まれた、大井さんが堪らなく欲しいと言っていた、透明のビー玉だ。
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