52:名無しNIPPER[saga]
2017/04/23(日) 23:59:54.15 ID:OmQeebMl0
大井「提督はこの砂浜にただの瓶の破片があったらどう思います?」
なるほど。大井さんの意図に察しがついた。
提督「嫌だな、だってそのままだとゴミだから。それに踏んづけたら怪我だってする」
大井「なら、こうやって砂と岩にお化粧を施されて瓶の破片がシーグラスになったら、どうですか?」
提督「綺麗だね。ほんとおかしな話だけどさ」
大井「わかりまたね?提督」
提督「参りました.....」
それでいいんですよまったく。そう言うと長らく中断していた前進を再び始めた。
大井「罰として今度提督には私のマネキンになってもらいます。嫌とは言わせませんよ。そしていつかはこの鎮守府の一人一人を私のマネキン....。私が手伝って無理にでも服を選ばせて着させてみせます」
大井さんの熱い覚悟が繋がった。私はマネキンにすると言ったけど他の子達にはその表現は使わなかった。なぜだろう。
大井さんを見ると若干鼻息を荒くしていて手を動かすのも早くなっていた。
しかし、そこまでして熱くなるのはなんでだろうと私は思った。
このシーグラス採取もそう。この最終的な目標は鎮守府面々のアクセサリーを作る事と言っていた。でもわざわざそんな事しなくたっていいのに。
大井さんがお節介を焼くのはみんな知っているけど、実力行使だなんて珍しい。
さっきの説明にもあった様に、勉強して自分で行く事に意義がある、興味があるなら教えるって考えのはずなのに。私はまたもや気になったことを聞く。
提督「なんでそんなにやる気満々なわけなの?大井さんは?」
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