130:名無しNIPPER[sage saga]
2017/07/27(木) 00:44:46.25 ID:8wtBZ2Zr0
根本的な問題だ。私はそう思った。そう思うことができる余裕が私にあるのが不思議だけど。
普通だったらこんなにもストレートで、面食らう問い掛けをぶつけられたら、怒りに我を忘れてしまっても仕方がないはずだ。
それは私が同性愛者かを確認するための質問だからだ。なのに、私の頭の中は落ち着きを払っていた。
球磨さんは言葉を紡ぐ。ずっと不思議に思っていた疑問のはけ口をやっと見つけたかのように。
球磨「球磨は別に同性愛者がどうとか言わないし、差別意識もないクマ。こんなご時世だし仕方がないし、なにより、艦娘は愛情の矛先を提督か艦娘に向けることしかないできないクマ」
この時代、艦娘は差別の対象だ。理由は色々とある。
彼女達が人間紛いの兵器であることに生理的嫌悪を持つ人間がいたり、戦時中であるのに関わらず、兵器のくせに毎日欠かさず3食を取れることはおかしい、税金の無駄遣いだという浅ましい考えによるものだったりと色々だ。
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