青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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544: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/07/20(金) 04:08:41.28 ID:FKWrXIy5O

「……先生!患者さんが意識を取り戻しました!」

その声に我に帰ると、次々と白い服の人達が部屋に雪崩れ込んできて。
そこでようやく、ここが病院だと理解出来たのです。

「………っ!?」

「ああ、まだ体を起こさないで。
危ない所でしたね…出血多量で一時危篤だったんですよ。
あちらにいらっしゃる方にも、輸血の協力者集めに奔走していただけまして…。」

奥の椅子に腰掛けていたのは、連載の担当さんでした。
彼は眠っていて…その顔には、深い隈が刻まれている。

「………ん……青葉先生!?
良かった……本当に良かった……!!」

自分の事のように号泣する姿に、いつかのジュンの姿が重なります。
その時、確かに私の肩に何かが触れたんです。




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