48: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/20(木) 01:16:33.52 ID:RzQS9TXiO
数日前の事だ。
この日各鎮守府の司令官は、秘密裏にとある料亭に集まっていた。
それは、一人のある司令官を除いての密談。
そして彼らが交わしている議論は、その省かれた男についてのものだった。
「あのブタ野郎!やりやがったな!」
「ああ、これがバレたら世論からの攻撃は免れない…うちの子達にも迷惑が掛かる。」
「クソが…!立場を傘に好き勝手しやがって…艦娘を何だと思ってるんだ!!ブッ殺してやる!!」
皆一様に苛立ち、激しい怒りを隠せずにいた。
その殺伐とした空気の中、一人の老人が手を挙げた。
「静粛に。」
その老人の正体は、彼らの元締めである元帥だ。
ロマンスグレーの髪と皺が目立つが、彼の目は、ここにいる者達の中で一際鋭いものを放っていた。
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