458: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/05/09(水) 09:32:51.86 ID:jUsAX/Du0
その日の昼、解体の報告をする為に、執務室へ行きました。
さっきの事を話して、彼はそれを優しい笑みで聞いてくれていて。
もうすぐここでの日々も終わるけど、こんな時間だけはきっと続いて行く。
その時でした。
「……メールか?
………………。」
「どうしたの?」
「……くく……あははははははははははははははっ!!!!!」
彼が豹変したのは、携帯に目を通した直後。
それは……『あの頃』と同じ、ゾッとするような目で。
「なぁ、青葉………いや、“マリ”………。」
彼が勤務中に私を本名で呼んだのなんて、数える程しかありません。
こちらに突き付けられた携帯には、「すまない にげてくれ」とだけ書かれたメール。
差出人は、元帥からのもの。
それを見て、血液が鉄に変わったような感覚が走って。
そのまま、彼が続けた言葉は。
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20