青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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42: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/04/17(月) 21:23:41.76 ID:SfoiDvs7O
その3日後。
青葉達は演習の為、遠くの鎮守府へと向かっていました。

演習と言っても、艤装を付けて海上を移動なんて事は無く。燃料節約の点で、普段の移動は陸路です。
大体は艤装を整備さんのトラックが運んで、艦娘達はバスで移動するのが常でした。
それで青葉は、司令官の隣の席に座っていたんです。

「のどかですねぇ。」

「青葉、ここは僕が住んでいた街でもあるんだ。今日の演習先は、最初にいた鎮守府でもあってね。」

「え、そうなんですか?」

その頃住んでた街って言う事は…じゃあ、元カノさんとの思い出の街でもあるんだ…。
海岸の方を見ると、ポツポツとカップルの姿も見えて…司令官も、その人とああして過ごしてたのかなぁなんて。ちょっと切なくなっちゃいました。

司令官はと言えば、相変わらずいつものアルカイックスマイル。特に何かに浸っている様子もありません。
事務員かぁ…もしかして、まだ働いてたりして。
そんな事を考えながら、青葉はバスに揺られていました。



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