404: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/03(土) 00:49:07.48 ID:OAldzK6hO
『今は乗員の皆様に“ご協力”いただいて、こうしてお話させていただいております。
ふふ、今の私はさしずめ、そちらで言う名も無き深海棲艦と言った所でしょうか。尤も…こちらには味方もいませんけれど。
早速で恐縮ですが…2日後、そちらへ攻撃をさせていただきます。
405: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/03(土) 00:50:16.01 ID:OAldzK6hO
「……ええ、こちらでも確認致しました。
元帥…彼女はここを狙うと明言しましたよね。
406: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/03(土) 00:52:07.74 ID:OAldzK6hO
翌日、作戦の案がまとまりました。
扶桑さんのいた鎮守府との合同作戦となり、5段階の関門を構え迎撃する。
どこか一箇所でも足止め出来れば、そこに他戦力も集中し一網打尽を狙います。
407: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/03(土) 00:53:03.65 ID:OAldzK6hO
「……山城ちゃん。」
「青葉ちゃん……私もあの映像を見たわ。
ふう…不幸ね……こうなるなんて、本当に不幸だわ。」
408: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/03(土) 00:53:38.80 ID:OAldzK6hO
今回はここまで。
409: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:11:45.02 ID:DLyoF5OIO
23時。
私達は仮眠から目覚めると、一斉に艤装を付けて持ち場につきました。
彼女が予告していたのは、明日という日付のみ。時刻については予告がありません。
そして0時きっかり、24時間体制の任務が始まったのです。
410: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:13:28.91 ID:DLyoF5OIO
遂に来た…!
偵察機経由でこちらに飛んでいた映像は、最後にあの人を映していました。
偵察機は再度撃墜される可能性がある以上、今頼りになるのは望遠カメラの映像だけ。
411: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:14:47.15 ID:DLyoF5OIO
他に報告の中で増えた情報は、扶桑さん本体の速力は凄まじいものである事。
深海棲艦としての力でしょう、それは彼女本来の艦種ではあり得ない力。
まずい…でも、艤装の方は着々と倒されてる。
それは自らの武器を捨てるような戦法です、だとすればやはり目的は…。
412: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:15:25.35 ID:DLyoF5OIO
413: ◆FlW2v5zETA[saga]
2018/03/10(土) 03:16:14.72 ID:DLyoF5OIO
爆発音と、建物を激しく揺さぶる振動。
それらが私達を襲う中、最後の通信が聞こえました。
『提督!目標がそちらに!逃げて!』
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